加湿器をつけている時カビ臭いような、嫌な臭いを感じることはありませんか?
加湿器の内部でカビ菌やほかの雑菌が繁殖していると、汚れた蒸気を吸い込むことにつながります。
臭いの原因、そして臭いを取り除く手段はどういったものでしょうか?
今回は加湿器から臭いが出る原因と、臭いを掃除で取り除く手順15コについてご紹介していきます。
加湿器から臭いが出る原因2つ
乾燥する時期にぜひつけておきたい加湿器ですが、変な臭いがするようでは健康面の心配が出てきます。
臭いが出るのは一体どのような理由によるものでしょうか?
それでは加湿器から臭いが出る原因についてご紹介していきます。
①フィルターにカビや雑菌が繁殖している
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加湿器のフィルターを掃除せずにいると、カビや雑菌が繁殖してしまいます。
そうなると加湿器稼働中に嫌な臭いが発せられます。
多くの加湿器はフィルターにいったん水を含ませてから蒸気を作るので、フィルターが汚れていると蒸気までカビ菌や雑菌で汚染されてしまうのです。
②給水タンク内に汚い水が入っている
加湿器の給水タンクに何日も同じ水をためたままでいると、タンク内で雑菌が繁殖し水が汚くなっていきます。
放っておくとタンク自体にカビが生えてしまうことも。
水をためている以上、あらゆる菌が繁殖しやすいことを忘れないでおきましょう。
加湿器の臭いをフィルターの掃除で取り除く手順4つ
臭いを発しているということは、加湿器のパーツがかなり汚れている可能性が高いです。
嫌な臭いをなくすには、その原因である汚れを落とすほかありません。
加湿器の掃除はどのようにすればいいでしょうか?
それでは、加湿器の臭いをフィルターの掃除で取り除く手順についてご紹介していきます。
①大きめの容器で重曹と水を混ぜ合わせる
フィルターがカビなどで汚れていた場合、重曹で落とすことが可能です。
フィルターが入る大きさの容器を用意し、重曹水を作りましょう。
水1ℓあたり重曹は大さじ2杯入れます。
②フィルターを重曹水に入れつけおきする
できあがった重曹水にフィルターをひたします。
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そのまま1~2時間つけおきしましょう。
落ちにくい汚れは、重曹水につけた状態でいいのでフィルターを歯ブラシで軽くこすってください。
容器に入れる際、フィルターを曲げてしまっても問題ありません。
③取り出したフィルターを水洗いする
重曹水からフィルターを取り出し、水でよくすすぎます。
溝に汚れが残っている場合があるので指や歯ブラシで軽くこすりながら洗いましょう。
④フィルターを乾燥させ加湿器に戻す
最後はフィルターを乾燥させてから加湿器に戻してください。
掃除後急いで加湿器をつけたいという場合でない限り、カビ予防のためにフィルターを乾燥させておきましょう。
加湿器の臭いを給水タンクの掃除で取り除く手順6つ
給水タンクの水が汚れていると清潔な蒸気は作れません。
大きくて深さもある給水タンクはどのように掃除すればいいでしょう?
それでは、加湿器の臭いを給水タンクの掃除で取り除く手順についてご紹介していきます。
①給水タンクのに入っている水をすべて捨てる
給水タンクの中に水が入っていたら、すべて流してしまいます。
水そのものが汚いと掃除に使うことができません。
また、給水タンクそのものが汚れているかどうかをチェックするためという意味合いもあります。
②給水タンクにカビがなければ食器用洗剤ですすぐ
給水タンクが原因で臭いを発するようになっても、タンクの水が汚いだけでタンク自体は汚れていないということが考えられます。
タンク内を見回してカビなど目立った汚れがなければ、カップ3杯分ほどの水と食器用洗剤1~2滴を入れ、タンクをよく振りましょう。
その後何回か水ですすぎます。
タンクを振っても泡立たなくなるまですすぎを繰り返してください。
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③カビがあれば給水タンクの中で重曹と水を混ぜ合わせる
給水タンクの中にカビがあれば、カビに有効な重曹を用います。
タンクの8割が埋まるぐらい水を入れ、重曹を加えます。
重曹は水1ℓあたり大さじ2杯入れましょう。
その後キャップを閉めてタンクを何度かひっくり返し、重曹と水を混ぜ合わせてください。
タンクいっぱいに水を入れてしまうと、ひっくり返しても水と重曹が混ざりにくくなります。
④給水タンクをつけおきし必要があればキャップを掃除する
重曹と水が給水タンクの中で混ざったら、そのまま1~2時間つけおきしてください。
もしタンクのキャップにもカビが生えていれば、タンクをつけおきしている間にキレイにしましょう。
キャップが入る大きさの容器を用意し、水100mlあたり小さじ2杯の重曹を入れ混ぜ合わせます。
その中にキャップを入れ30分~1時間つけおきし、水洗いするとキャップのカビは落ちています。
⑤給水タンクの重曹水を捨て水ですすぐ
給水タンクのつけおきが終わったら、重曹水を出します。
タンク内を見回し、もしカビが残っていれば歯ブラシやスポンジでこすり落としましょう。
金属たわしはタンクを傷付ける恐れがあるので使用しないでください。
タンク内のカビが落ちたら水でよくすすぎます。
⑥給水タンクを乾燥させてから加湿器に戻す
掃除の後すぐに加湿器を使うことがないなら、湿気を残さないために給水タンクを乾燥させてください。
キャップも乾燥させておくと安心です。
水気がなくなったらタンクを加湿器に戻しましょう。
トレーの掃除で加湿器の臭いを防ぐ手順3つ
加湿器のパーツにカビが生えていたとしても、トレーの場合は臭いの原因にならないことが多いです。
しかしトレーにカビが発生した場合、繁殖の過程でフィルターや給水タンクがカビて、蒸気が嫌な臭いを発します。
よってトレーのカビを除去することは臭い防止につながるのです。
トレーにカビが生えていたら、どう対処すればいいでしょうか?
それでは、トレーの掃除で加湿器の臭いを防ぐ手順についてご紹介していきます。
①空のトレーに重曹と水を入れて混ぜる
給水タンクやフィルターを取りはずし、トレーだけにしたら重曹と水を入れましょう。
水100mlあたり重曹は小さじ2杯入れ、よく混ぜます。
②トレーを重曹水でしばらくつけおきする
重曹水ができたら、そのまま1時間つけおきします。
1時間たってもはがれない頑固なカビは、つけおきしたまま歯ブラシでこすり落としましょう。
③トレーを水洗いしてよく乾かす
つけおきに使った重曹水を捨て、トレーを水ですすぎます。
その後はトレーをよく乾燥させ、カビが好む水気がなくなってから加湿器に戻しましょう。
まとめ
加湿器から臭いが出るようになったら、十中八九内部でカビの繁殖が進行しています。
今回は加湿器から臭いが出る原因と加湿器の臭いを掃除で取り除く手順15コについてご紹介しました。
アロマや消臭剤で臭いをごまかそうとせず、きちんと掃除をして臭いを根本から除去しましょう。